ドイツ連邦環境省のレトゲン大臣は、ノルトライン・ヴェストファーレンにあるケンペン公共事業社において、新施設着工の鍬入れを行った。エネルギー・水道事業を展開する同社ではORCシステム(有機ランキンサイクルシステム)を備えた熱電併給施設を新設する計画で、連邦環境省はこの事業に対し、環境革新プログラムから50万ユーロを助成する。新施設では、熱電併給設備のガスエンジンから排出される450℃の排気からエネルギーを回収。これをORCプロセスのタービンで電力に変換するか、温熱需要に応じて地域暖房に使用する。事業の目標は、熱電併給のエネルギー効率を現在の2.02%から44.03%へとアップすることである。同社は、ORCシステムをすでに採用していたが、これまでは再生可能エネルギーのみを使用して発電容量20~100kW程度であった。今回は、天然ガスによるガスエンジンとORCシステムを組み合わせた500kWの設備となり、年間約1100トンのCO2を削減できるという。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 天然ガス | ドイツ連邦環境省 | BMU | 暖房 | タービン | 熱電併給 | ガスエンジン | ORC | エネルギー回収 |
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