環境省は、愛知県東海市から常滑市において実施予定の「知多都市計画道路1・3・6号西知多道路」に係る環境影響評価書について、平成25年12月13日付けで国土交通大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、知多半島西部の工業地帯に沿った国道を拡幅するとともに、田園・丘陵地帯にバイパス道路を設置するものであるが、現時点では事業者が未定であり、今後、事業の詳細を具体化することになっている。また、対象事業実施区域内及びその周辺には、希少な動植物が確認されている。これを踏まえて、今回の環境大臣意見では、1)環境保全措置の具体化に当たっての検討については、透明性及び客観性を確保した方法で実施すること、2)希少な動植物を保全するため適切な措置を講じること等を求めている。