凸版印刷(株)、トッパンプラスチック(株)、凸版物流(株)は、容器の回収・二次利用システムを確立したUVインキ用容器を開発し、2013年3月中旬から販売を開始すると発表した。同製品は、容器本体にポリプロピレン(PP)樹脂、フタ材にポリエチレン(PE)樹脂を使用したUVインキ容器。従来の金属缶と比較して約30%の軽量化を実現したことから、輸送にかかるCO2を削減できる。今回、同製品の使用済み容器の回収・二次利用システムを確立。使用済み容器を洗浄して乾燥・粉砕した後に再生ペレット化し、同製品製造時に3~5割の割合で配合する、サステナブルな容器を実現した。各社の役割としては、凸版印刷とトッパンプラスチックが同製品の開発・製造・販売を、凸版物流が容器の回収を行う。3社では今後、医療・トイレタリーなど業務用製品の容器についても、それぞれ業界の特徴に合わせた容器回収・二次利用システムを展開していく予定という。