国土交通省は、平成25年度末の下水道整備状況を公表した。今年度調査では、東日本大震災の影響により調査不能な市町村があるため、福島県は公表対象外としている。これによると、平成25年度末における下水道整備人口は、約9,714万人であった(平成24年度末の普及人口:福島県を除き約9,645万人)。また、下水道処理人口普及率は、77.0%となり、平成24年度末の普及率(1県を除き76.3%)と比較して0.7%増加した。同省では、効率的な汚水処理と未整備地域の早期解消を実現するため、人口減少等を踏まえた都道府県構想の見直し、集落排水や浄化槽など他の汚水処理施設との連携強化、及び地域特性に応じた新たな整備手法の導入・推進(下水道クイックプロジェクト)を実施していくという。