環境省と経済産業省は、フロン回収・破壊法に基づく平成26年度のフロン類の破壊量の集計結果を公表した。これは、「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」(フロン回収・破壊法)に基づき、フロン類破壊業者から報告のあった平成26年度分のフロン類の破壊量等を取りまとめたもの。その結果、平成26年度のフロン類の破壊量は約4,495トンであり、平成25年度と比較して約0.6%の増加となった。また、フロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約155トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約2,305トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約2,034トンであり、平成25年度に比べ、HFCは前年度より約4.9%増加したものの、CFCは約14.3%、HCFCは約1.9%減少となった。両省では、フロン回収・破壊法の円滑な施行により、フロン類の回収・破壊等が一層促進されるよう、引き続き取り組んでいくという。