環境省と経済産業省は、フロン排出抑制法に基づく令和元年度のフロン類の再生量等及び破壊量の集計結果を公表した。これは、平成27年4月に施行された「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(フロン排出抑制法)に基づく第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者からの報告を取りまとめたもの。その結果、令和元年度のフロン類の再生量は約1,510トン(平成30年度比11.8%増)となり、種類別ではCFC(クロロフルオロカーボン)が約16トン、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が約867トン、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約627トンとなった。また、フロン類の破壊量は約4,118トン(同5.6%減)となり、種類別ではCFCが約93トン、HCFCが約1,538トン、HFCが約2,476トンとなった。両省では、フロン排出抑制法の円滑な施行により、フロン類の回収・再生・破壊等が一層促進されるよう、引き続き取り組んでいくという。