環境省は、(公財)地球環境センターを執行団体に選定し、平成28年度途上国向け低炭素技術イノベーション創出事業の公募を開始したと発表した(募集期間:平成28年4月21日~5月27日正午必着)。同事業は、途上国におけるエネルギー起源二酸化炭素(CO2)排出抑制のため、途上国の特性を踏まえた普及可能性の高い低炭素技術の開発(リノベーション)及び実証を行う民間団体等に対し、当該費用の一部を補助するもの。補助対象要件は、1)対象とする低炭素技術の普及を図る国が、二国間クレジット制度(JCM)を構築している国及び構築することに関する決定がなされた国(モンゴル等17カ国)、及び今後当該二国間文書の署名を行う可能性が高い国、2)対象とする低炭素技術が、エネルギー起源CO2の排出を削減するもの等の要件を全て満たすもの、3)低炭素技術のリノベーション等を行う場所は日本国内、4)平成30年度末までに完了できる計画、となっている。