環境省は、(仮称)住田遠野風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、平成28年10月13日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、(株)グリーンパワーインベストメントが、岩手県遠野市及び気仙郡住田町において、最大で総出力99,750kW(2,850kW級×35基)の風力発電所を設置するもの。対象事業実施区域及びその周辺では、希少猛禽類を含む重要な鳥類及びほ乳類の生息が確認されている。特に、国内希少野生動植物種であるイヌワシが、対象事業実施区域及びその周辺を餌場として飛来していることが確認されている。今回の環境大臣意見では、1)工事用資材等の輸送に伴う騒音の低減に努めること、2)イヌワシへの影響を回避するため、6号機については、事業実施前に飛翔状況調査及び植生調査を行い、餌場の利用阻害及びバードストライクの発生が回避できると専門家が判断する場合以外は設置の取りやめを含む抜本的な見直しを行うこと、3)イヌワシのバードストライクが発生した場合に稼働停止すること等、等を求めている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 自然環境 大気環境 環境総合 |
キーワード | 風力発電 | 環境省 | 騒音 | 環境影響評価 | 岩手県 | 鳥類 | バードストライク | 環境大臣意見 | イヌワシ | グリーンパワーインベストメント |
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