環境省は、平成29年度廃棄物焼却施設の余熱等を利用した地域低炭素化モデル事業の二次公募を開始したと発表した(公募期間:平成29年6月8日~7月7日18時必着)。同事業は、廃棄物焼却施設から恒常的に排出される熱を、発電に供するのみならず、再生可能エネルギーとして地域の施設に供給し、地球温暖化対策の強化・地域の低炭素化を図ることを目的とするもの。事業内容は、1)実現可能性調査事業:廃棄物焼却施設からの余熱や発電した電気を地域において有効活用するために、余熱見込量や事業採算性の検討等を行い、事業としての実現可能性を調査する。また、2)設備等導入補助事業:廃棄物焼却施設からの余熱等を地域の需要施設に供給するための付帯設備(熱導管、電力自営線、熱交換器、受電設備等)及び需要設備(余熱等を廃棄物処理業者自らが利用する場合に限る)への補助を行う。なお、一次公募では、4件を採択している。