環境省と国土交通省は、災害等非常時にも効果的な港湾地域低炭素化推進事業(補助事業)の公募を開始すると発表した(公募期間:平成24年9月6日~26日)。同事業は、港湾における先進的技術を用いた低炭素化設備の導入に対する支援を行うもので、温暖化効果ガス排出量の削減対策と併せ、災害等非常時にも効果的な先進的技術の設備導入について補助を行う。対象とする事業は、以下の全てを満たす事業で、再生可能エネルギーによる発電等に係る設備は除く。1)港湾において使用する設備等の導入、2)低炭素化を推進する設備等の導入、3)先進的技術の導入、4)新設の設備等又は既設設備等の能力以上の設備等(代替又は改造)の導入。事業期間は、平成24年度~平成26年度までの原則3年間。両省では、同事業の実施により、港湾活動に伴う温室効果ガス排出量の削減が図られ、港湾における低炭素化がより一層推進されることになるという。