佐賀県は、平成28年度のダイオキシン類調査及び事業者の自主測定結果を公表した。同県では、ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気・水質・土壌などの環境中のダイオキシン類調査を毎年実施するとともに、事業者から報告された排出ガス等の自主測定結果を、とりまとめて公表している。平成28年度の結果は、以下のとおり。1)環境調査:大気4地点、水質12地点(河川・湖沼10地点、海域2地点)、底質12地点(河川・湖沼10地点、海域2地点)、土壌4地点の県内延べ32地点で実施した結果、全ての調査地点で環境基準を達成していた。2)自主測定:報告のあった県内53施設のうち1施設(廃棄物焼却・排出ガス)で排出基準を超過していた。この施設では、炉の修理後に排出ガスの再測定を行った結果、排出基準に適合していた。