佐賀県は、平成22年度のダイオキシン類調査結果を公表した。佐賀県では、ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気や水質、土壌などの環境中のダイオキシン類調査を毎年実施している。今回、平成22年度の環境調査結果をとりまとめ、同法第28条第3項に基づき事業者から報告があった自主測定結果とあわせ公表した。1)環境調査では、県内の大気や水質、底質、地下水、土壌のダイオキシン類を延べ51地点で調査した結果、全ての調査地点で環境基準を下回った。2)事業者による自主測定では、事業者の83施設について、排出ガス又は排出水のダイオキシン類の自主測定結果の報告を受け、2施設で排出基準を超過していた。そのうち、1施設には施設改善により排出基準に適合したことが確認され、残り1施設は施設改善のため休止中である。