外務省は、平成21年5月24日~25日に、イタリアのローマで開催されたG8エネルギー大臣会合の概要と評価を公表した。24日は、エネルギー・ビジネス・フォーラム及びセッション1(グローバルな気候変動対策のためのエネルギー政策)、国際省エネルギー協力パートナーシップ(IPEEC)の設立署名式が行われ、25日は、セッション2(エネルギー安全保障及び持続可能な開発のための投資)及びセッション3(アフリカにおけるエネルギー貧困削減)が行われた。同会合では、金融危機に直面している世界経済の影響を受ける中、主要産油国・消費国が連携し、将来のエネルギー市場安定化のためにエネルギー投資を加速の上、より透明性の高い市場の枠組みが必要であるとの認識を確認。また、再生可能エネルギー、炭素隔離・貯蔵や原子力等の低炭素技術の開発・普及を加速するため、低炭素技術国際プラットフォームを設立することが合意された。