環境省は、(仮称)三森峠風力発電事業に係る環境影響評価準備書について、令和2年7月14日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、三森風力開発(株)が、福島県郡山市において、最大で総出力39,100kWの風力発電所を設置するもの。今回の環境大臣意見では、1)事後調査においてクマタカの行動を調査し、繁殖等への影響が懸念される場合には、稼働調整等を含めたより適切な環境保全措置を実施すること、2)既設の道路等を活用することで、土地の改変面積を小さくする計画としているものの、比較的大きな改変を伴うものであることから、土地の改変に伴う水環境、植物及び生態系等への影響を回避または極力低減すること等を求めている。