気象庁は、2020年8月のエルニーニョ監視速報を発表した。同庁は、エルニーニョ(ラニャーニャ)現象などの熱帯域の海洋変動を監視するとともに、毎月1回、当該月の実況および次月以降の見通しを「エルニーニョ監視速報」として発表している。今回の発表によると、エルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より低くなるなど、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつある。太平洋赤道域の中部に見られる海洋表層の冷水が今後東進し、東部の海面水温が平年より低い状態をしばらくの間は維持すると考えられる。エルニーニョ予測モデルの結果も踏まえ、今後冬にかけては平常の状態が続く可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)と見込んでいるという。
情報源 |
気象庁 報道発表資料
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機関 | 気象庁 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 気象庁 | エルニーニョ現象 | 太平洋赤道域 | 海面水温 | 海洋表層 | エルニーニョ監視 | ラニャーニャ現象 | 熱帯域 | 海洋変動 | エルニーニョ予測モデル |
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