環境省は、(仮称)北条砂丘風力発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、鳥取県東伯郡北栄町が、鳥取県東伯郡北栄町に設置済みの「北条砂丘風力発電所」において、風力発電設備の更新を行うことにより、最大で出力13,500kWの風力発電設備を設置するもの。環境大臣意見では、1)鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること、2)自然環境保全基礎調査の第6回・第7回調査(植生調査)において植生自然度が高いとされた砂丘植生、森林法に基づく飛砂防備保安林及び潮害防備保安林等が存在しており、既存道路や無立木地を活用すること等により、重要な自然環境のまとまりの場の改変を回避又は極力低減すること等を求めている。