環境省は、(仮称)瀬戸ウィンドヒル建替え事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、(株)瀬戸ウィンドヒルが、愛媛県西宇和郡伊方町において、既設の風力発電設備11基を全て撤去し、最大で総出力13,000kW、単機出力4,200kW程度の風力発電設備3基程度に建て替えるもの。環境大臣意見では、1)建て替え後の風力発電設備の規模、配置及び環境影響の程度によっては、環境影響評価手法の合理化を検討することも可能であること、2)風力発電設備等を住居から離隔すること等により、騒音や風車の影による影響を回避又は極力低減すること、3)適切な環境保全措置を講ずることにより鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を述べている。