環境省は、平成21年度大気汚染状況(有害大気汚染物質モニタリング調査結果)を公表した。これは、大気汚染防止法に基づいて地方公共団体が実施している調査と同省による調査の結果を取りまとめたもので、21物質を対象としている。このうち、環境基準が設定されている4物質については、ベンゼンが1地点で環境基準を超過したが、その他の3物質は、全地点で環境基準を満たしていた。また、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)が設定されている8物質においては、1,2-ジクロロエタンが3地点、ニッケル化合物が1地点、ヒ素及びその化合物が4地点で指針値を超過したが、その他の5物質は全地点で指針値を満たしていた。さらに、環境基準等が設定されていないその他の有害大気汚染物質(9物質)については、クロム及びその化合物、ベリリウム及びその化合物、ベンゾ[a]ピレン、ホルムアルデヒドについては低下傾向、アセトアルデヒド、酸化エチレン、マンガン及びその化合物については緩やかな低下傾向であった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | ベンゼン | モニタリング | 大気汚染 | 環境省 | 有害物質 | 環境基準 | 健康リスク | ヒ素 | ニッケル化合物 | 1,2-ジクロロエタン |
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