環境省は、福島県内の地下水質のモニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(第1報)を公表した。同省では、東日本大震災を受け、被災地の地下水について緊急的に有害物質の水質モニタリング調査を実施しており、福島県内の地下水については、放射性物質濃度の測定もあわせて実施している。今回、採水・測定が終了した福島市の5地点について、測定結果を公表し、全地点(5地点)において、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)ともに不検出(検出限界値:10Bq/L)であった。同省では今後、福島県内において、県等と調整の上、今回の測定地点を含めおよそ100地点で6月中を目途に測定を実施し、順次公表する予定だという。