環境省は、福島県内の地下水質のモニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(第2報)を公表した。同省では、東日本大震災を受け、被災地の地下水について緊急的に有害物質の水質モニタリング調査を実施しており、福島県内の地下水については、放射性物質濃度の測定もあわせて実施している。今回、採水・測定が終了した福島県の一部の地点(32地点)及びいわき市の全地点(9地点)について、測定結果を公表し、全地点において、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)ともに不検出(検出限界値:10Bq/L)であった。同省では、福島県内において、今回までの測定地点を含め101地点で6月中に採水を終えており、残りの地点及び今後採水予定の地点については、結果が出次第公表する予定だという。