環境省は、福島県内の地下水質のモニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(第3報)を公表した。同省では、東日本大震災を受け、被災地の地下水について緊急的に有害物質の水質モニタリング調査を実施しており、福島県内の地下水については、放射性物質濃度の測定もあわせて実施している。今回、採水・測定が終了した福島県内の55地点について、測定結果を公表し、全地点において、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)ともに不検出(検出限界値:10Bq/L)であった。同省では、今後、福島県内の約10地点で採水を行う予定としており、結果が出次第公表する予定だという。