厚生労働省、経済産業省及び環境省は、有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニル(PCB)の有無等に関する第二次実態調査の結果を公表した。この調査は、平成24年2月に化成品工業協会(化成協)から有機顔料中にPCBが副生するとの報告を受け、PCBを含有する可能性のある有機顔料を製造又は輸入している事業者に対し、PCBの有無等について分析・報告するように要請したもの。そのうち、0.5ppm超のPCBが検出された23種の有機顔料については、同年5月28日にその時点での結果を取りまとめ公表している。今回、それ以外の有機顔料97種についても、同様の実態調査を行い、全調査対象有機顔料の結果を取りまとめた。調査結果によると、報告事業者数は54社、有機顔料数は120種、報告品目数は553品目で、今回新たに50ppm超のPCBを含有する品目の報告はなかった。