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 ドイツ、鳥類が置かれている状況は様々とする鳥類指令報告を提出

発表日:2013.12.23


  ドイツ政府は、欧州野鳥指令によって義務付けられている「野鳥指令報告書」を欧州委員会に提出した。報告書には、とくに保護区を設定した鳥類を中心に360種の鳥類に関する状況がまとめられている。それによると、ドイツに生息する鳥類希少種のうち、オジロワシ、ナベコウなどの状況は改善したが、エリマキシギ、オグロシギ、タゲリなどに関しては、さらなる努力が必要とされる。減少の理由として、保護区で繁殖する鳥類に関しては、農地化、湿地や泥炭地の干拓、スポーツやレクリエーション、外来種を含む捕食動物の影響などが挙げられている。一方、海鳥では、漁業、水質汚染、船舶や風力発電の拡大などが主要な問題だという。報告書は、ボランティアが集めたデータや州・連邦からの情報を基にしており、それを連邦が取りまとめ、州とドイツ政府が承認した。欧州委員会は、これら加盟国の報告書をもとに、欧州全体における鳥類の状況をまとめる予定である。鳥類保護区についての報告は、ドイツは2009年に提出を終えている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境
キーワード 欧州委員会 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 報告書 | 希少種 | 鳥類 | 保護区
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