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 欧州委員会、欧州の海洋環境を2020年までに改善するには緊急の対策が必要と分析

発表日:2014.02.20


  欧州委員会(EC)は、欧州の海洋環境は憂慮すべき状態にあり、2020年までに改善するには緊急の対策が必要だとする報告をまとめた。本報告は、EU海洋戦略枠組み指令の下、各加盟国が報告した国内海洋戦略の見直し、海洋状況や目標をまとめたもので、EUの海洋環境に関する初の包括的概況報告となっている。具体的には、1)各国の報告により、現在の問題と改善策が明らかになったこと、2)地中海及び黒海の漁業資源の88%が危機に瀕しているが、持続可能な漁業が徐々に広まりつつあること、3)2020年までに健全かつ生産力のある海洋を取り戻すとした2020年のEU目標の達成には多大な努力が必要であること、4)各国間の連携不足が海洋環境の改善を妨げており、協働により容易かつ安価で状況が向上すること、などを示している。これらの分析は、2014年3月3~4日にブリュッセルで行われる「健全な海洋―豊かな生態系」(HOPE)会議で発表され、政府の他、NGOや専門家などの関係者も参加して議論する。

情報源 欧州委員会(EC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 自然環境
キーワード 持続可能 | 欧州委員会 | 漁業 | 地中海 | 海洋環境 | EC | 海洋戦略枠組み指令 | 黒海
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