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 フィンランド、北欧のフェノスカンディア地方のグリーンベルト地帯を持続可能な開発モデルとして開発へ

発表日:2014.03.18


  フィンランド環境省は、北欧フェノスカンディア地方のグリーンベルト地帯を、多国間協力による持続可能な開発のモデル地域として、ロシア、ノルウェーと共同で開発を進めることを発表した。バルト海から北極海に続く自然豊かなこの地帯には、これら3国の国立公園や保護地域が連なっている。原生の針葉樹林や湿地、湖沼、河川が広がり、様々な生物が現在の分布域から移動し、気候変動の影響に適応するための重要な生態的回廊となっている。一方、この自然地域で始まった事業活動は、地元地域にとって重要な雇用機会となり、2013年ではフィンランド領の国立公園やハイキング地で5000万ユーロ以上の収入、700人・年分以上の雇用をもたらしたという。今後の開発は、2010年に3国間で締結された協力・開発覚書の下、生物多様性条約の目標(生物多様性の主流化、生態系サービスの維持等)に則って行われる。フィンランドでは国内作業グループを結成、その初回会合が開かれた。また3国間協力の目標とその達成方法は2014年中に策定されるという。

情報源 フィンランド環境省 プレスリリース
国・地域 その他
機関 フィンランド環境省
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | ロシア | ノルウェー | 国立公園 | 自然地域 | グリーンベルト | 保護地域 | 持続可能な開発 | フィンランド環境省
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