中国環境保護部、大気汚染は放射能とは無関係と発表

発表日:2016.01.08

中国環境保護部(MEP)は、中国北部で続いているスモッグに放射能汚染の心配はないと発表した。2015年11月から続くスモッグについて、国民の間に放射能汚染の懸念が生じているため、MEPは関係分野の専門家による最新データの分析を再度実施した。その結果、2000~2015年の中国の石炭の天然ウラン含有量は土壌と同程度でドイツ等より少ないこと、ウランの90%以上は燃焼後の灰に残り大気には放出されないこと、灰中のウラン含有量も花崗岩と同程度であることが判明したという。また、2007年の全国汚染調査の分析でも、炭鉱鉱石やフライアッシュのウラン濃度は土壌よりかなり低かったという。MEPによると、中国では鉱物資源の開発や利用における放射能監視システムなど厳しい規制が確立しており、過去2年間の北京の値はすべて正常範囲内で、大気汚染が激しい時も大気中の放射能レベルは異常値を示していない。さらに、北京など全国167か所の自動大気観測局でも、人工的な放射性核種に伴う異常値は観測されていないという。

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