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 生物多様性条約、名古屋・クアラルンプール補足議定書が発効に近づいたと報告

発表日:2017.05.02


  生物多様性条約(CBD)は、2017年4月26日にキューバが「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書」を批准して38番目の締約国になり、同補足議定書の発効まであと3か国の批准を残すのみになったと報じた。遺伝子組み換え生物が国境を超えて移動することから発生しうる損害等に関しては、バイオセーフティ議定書の交渉中からルールの必要性が議論されていた。長い交渉を経て2010年に採択されたこの補足議定書は、遺伝子組み換え生物による損害が発生した際の対応措置について、国際的な規則と手続きを規定することにより生物多様性の保全と持続可能な利用に貢献することを目指すもの。パルマーCBD事務局長はキューバの批准を歓迎し、未批准の国々に早期の批准を求めた。同補足議定書は40番目の批准から90日後に発効することとされており、CBD事務局は、発効と実施を促進するために教育訓練用資料の開発その他さまざまな啓発活動を実施している。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) 生物多様性条約(CBD) 署名及び批准のための準備案内
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境 環境総合
キーワード 生物多様性 | 持続可能 | 生物多様性条約 | CBD | バイオセーフティ | カルタヘナ議定書 | 遺伝子組み換え生物 | 名古屋・クアラルンプール補足議定書 | キューバ
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