ボン条約、COP12で34種の新たな保護対象生物を決定

発表日:2017.10.28

2017年10月23日からマニラで開催されていたボン条約(移動性野生動物の種の保全に関する条約、CMS)の第12回締約国会議(COP12)は、新たに34種の移動性野生動物を付属書に追加することを決定した。追加されるのは哺乳類12種、鳥類16種、魚類6種で、それぞれ付属書Ⅰ(絶滅の危機にあり締約国政府が保護義務を負う種)か付属書Ⅱ(国際協力により保全する種)、または両方に掲載される。哺乳類では、初めてキリンが国際条約のもとで保護を受けることになった(付属書Ⅱ)。ヒョウやライオンは付属書Ⅱに、ヒグマの亜種で野生では45頭がモンゴルと中国に生息するだけの「ほぼ絶滅」とされるゴビグマは付属書Ⅰに掲載される。このほか各国は海洋ごみや騒音、再生可能エネルギー、気候変動が移動性野生動物に与える悪影響を抑制するため協力することにも合意した。移動性動物は、花粉媒介や害虫防除など生態系の中で極めて重要な役割を果たしている。人間にとって食料や収入の源でもあり、野生生物と人間双方にとっての持続可能な発展が会議のテーマとなっていた。

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