イギリス、象牙取引禁止法を制定

発表日:2018.12.20

イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、象牙の国内取引と輸出入を禁止する法案が国王裁可を得て「2018年象牙法」として成立したと発表した。2019年後半にも施行予定で、こうした動きが他国に影響を与えることが期待される。ゾウの個体数は過去10年間で約3分の1減少し、未だ年間約2万頭が世界的な象牙需要により密猟されている。今回の象牙法では、年代を問わず象牙が含まれる製品の国内取引および輸出入を全面的に禁止。限定的にこの措置から除外されるもの(製品に占める象牙の割合が10%未満で1947年以前に作られたもの、正式認可を受けた美術館との取引など)を設定し、その取引の法順守を確保する制度も整備する。また同法律の違反者には罰金や禁固など厳罰に処す。国際的にもDefraは2018年10月に、象牙の違法取引阻止等に寄与している政治指導者や環境保護活動家、著名人が参加する「象牙同盟2024」を起ち上げ、アフリカゾウの密猟を2020年末までに3分の1以上、2024年末までに3分の2以上減らすことを目指している。

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