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 カナダ、生物圏保護区域の保全に500万ドルを支出

発表日:2009.11.20


  カナダ政府は、国内14ヶ所の生物圏保護区域とカナダ生物圏保護区域協会に今後5年間で合計500万ドルの支援を行うと発表した。生物圏保護区域は、保全と開発の調和の取れた実践的アプローチを実証するためのモデル地区で、国連教育科学文化機関(UNESCO)によって、現在、107ヶ国553区域が指定されている。カナダのプレンティス環境大臣は、今回の支援について、政府が生物多様性の保護を重視していることの表れだと評価。中でも、ナイアガラ崖線生物圏保護区域に28万5000ドルの支援が行なわれることを、地元の管理委員会の代表らは歓迎している。ナイアガラ崖線生物圏保護区域は、ナイアガラ滝に近いオンタリオ湖から、ジョージア湾とヒューロン湖に挟まれたブルース半島に続くエリアで、面積は19万270ヘクタール。二つの国立公園が含まれており、区域内には、森林や湿地、断崖等が存在し、300種以上の鳥類、53種の哺乳類、37タイプの野生ラン等100種の貴重な植物が生息しているという。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | 森林 | カナダ環境省 | 湿地 | UNESCO | ナイアガラ | 生物圏保護区域 | 国立公園 | 貴重種
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