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 アメリカ環境保護庁、新たなPFAS汚染に関する情報を公開

発表日:2021.01.14


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、蚊防除用殺虫剤の保管・輸送に使用されるフッ素加工高密度ポリエチレン(HDPE)容器には、殺虫剤に溶出する「ペルフルオロアルキル酸およびポリフルオロアルキル酸(PFAS)」化合物が含まれていると判断し、情報を公開した。同庁は2020年9月上旬に同PFAS汚染問題を初めて認識して以来、汚染源の調査に取り組み、2020年12月下旬に製品の保管・輸送に使用されているフッ素加工HDPE容器がPFAS汚染源の可能性があると判断した。殺虫剤メーカーは、同容器に入った製品の出荷を自主的に停止し、フッ素加工していない容器での製品の安定性を確認するために独自の試験を実施している。さらに、同庁は容器をフッ素加工している会社に対し、有害物質規制法(TSCA)に基づく情報提供依頼書を発行した。また影響を受ける可能性のある関係事業体、供給・流通網、殺虫剤・包装業界、連邦政府、州などと協力して、今後の措置と指針を提供していく。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA)ニュースリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード アメリカ環境保護庁 | 殺虫剤 | 有害物質規制法 | ペルフルオロアルキル酸 | ポリフルオロアルキル酸 | PFAS汚染 | 蚊防除用殺虫剤 | フッ素加工高密度ポリエチレン | フッ素加工HDPE容器 | 殺虫剤メーカー
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