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 カナダ・オンタリオ州で、汚染物質による影響等を調査する水生生物研究施設がオープン

発表日:2010.01.25


  カナダ・オンタリオ州バーリントン市のカナダ陸水センター内に、新たに水生生物研究施設がオープンした。この施設はカナダ環境省と漁業・海洋省が460万カナダドルをかけて共同で建設したもので、魚類、その他の水生生物が環境ストレス要因に曝露した場合の健康影響等について研究を行う。若手の研究者や大学院生、大学の教授や、漁業者、環境分野の関係者らがこの施設に集まり、この地域が科学界の先進地となることが期待されている。新しい水生生物研究施設では、水環境の健全性に関する様々な研究を効率的に実施する予定だが、具体的な研究課題としては、水質汚濁物質(化学的・生物学的なストレッサー等)が水生生物に及ぼす影響、食物連鎖や水質、水温の変化の影響、外来種が他の水生生物に与える影響、絶滅危惧種を含む固有種及びそのライフサイクルの研究などが想定されている。カナダのプレンティス環境大臣は、この施設での研究が、カナダの国民と環境を守るという政府の行動の支えになるという期待を示している。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 健康・化学物質 水・土壌環境
キーワード 外来種 | 絶滅危惧種 | カナダ環境省 | 水質汚濁 | 汚染物質 | 水環境 | 水生生物 | 健康影響 | 環境ストレス | 食物連鎖
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