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 ドイツ、グリーンITをテーマにコンピューター展示会を開催

発表日:2010.03.02


  ドイツのハノーバで、2010年3月2~6日まで、グリーンITをテーマにしたコンピューターフェア「CeBIT」が開催される。連邦環境庁も参加し、コンピューターの環境負荷や、その対策等に関して情報提供を行う。コンピューターは本体に貴重な原料が使用され、その製造工程でも多くの資源が使われている。例えば、新しいノートパソコンの製造には、約900kgキログラムの原材料、4000リットルの水が使用され、約600キログラムのCO2が排出される。またコンピューターに使われる希少金属の多くは、今後の減少により、価格の高騰が予想される。ドイツでは年間約60万トンの電子機器が廃棄されており、これらに使用されている原料を最大限に利用できればゴミの山も宝の山となる。そのため、コンピューターの製造では、環境に配慮した設計、価値ある原料のリサイクルが重要となる。連邦環境庁では、富士通と協力し、ノートパソコンと薄型モニターについて高水準のリサイクルの実演を行う。また、メーカー向けに、エコラベル「ブルーエンジェル」の認定基準についても紹介する。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境 ごみ・リサイクル
キーワード 環境配慮設計 | CO2 | リサイクル | 希少金属 | 水資源 | グリーンIT | ドイツ連邦環境庁 | UBA | エコラベル | コンピューター
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