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 欧州化学物質庁、8種類の高懸念物質候補について協議

発表日:2010.03.08


  欧州化学物質庁(ECHA)は、2010年3月8日、REACH規則に基づく認可の必要な高懸念物質(SVHC)の候補として、8種類の化学物質を提案した。今回提案されたのは、発がん物質とされるトリクロロエチレン、生殖毒性物質とされるホウ酸、発がん性・変異原性・生殖毒性物(CMR)とされるクロム酸ナトリウム、重クロム酸アンモニウム、重クロム酸カリウム等。これらの物質は、デンマーク、フランス及びドイツの3ヶ国によってSVHCの候補として提案された。提案について意見がある場合は、2010年4月22日まで受け付ける。特に、各化学物質の有害性、用途、曝露、安全な代替物質や技術に関する情報の提供が望まれている。ECHAが認可の対象となる物質の候補リストに正式に追加する前に、ECHAの加盟国委員会では、意見を審査し、高懸念物質の指定に関する合意を取りまとめる。なお、認可対象物の候補リストには、既に29の化学物質が掲載されている。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード トリクロロエチレン | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 変異原性 | 生殖毒性 | クロム酸ナトリウム | 重クロム酸アンモニウム
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