香川県は、平成29年度のダイオキシン類の自主測定結果を公表した。ダイオキシン類対策特別措置法には、廃棄物焼却炉等の特定施設の設置者は、施設の排出ガス等について、ダイオキシン類による汚染の状況を毎年1回以上測定し、その結果を知事（高松市では市長）に報告することとなっている。今回、設置者から報告のあった平成29年度分の測定結果をとりまとめた。1)大気基準適用施設（排出ガス）：対象施設81施設のうち73施設から報告があり、大気排出基準を超過している施設はなかった。2)水質基準適用事業場（排出水）：対象施設6事業場全てから報告があり、全て水質排出基準（10pg-TEQ/L）に適合していた。3)ばいじん：ばいじんは対象施設61施設のうち55施設から報告があり、処分を行う際に適用される処理基準（3ng-TEQ/g）を1施設で超過したが、セメント固化により適正に処理されていた。4)焼却灰その他の燃え殻は対象施設70施設のうち64施設から報告があり、測定結果は、0～2.4ng-TEQ/gの範囲であった。