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 国環研、研究情報誌「環境儀」第38号「バイオアッセイによって環境をはかる」を刊行

発表日:2010.11.09


  (独)国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第38号「バイオアッセイによって環境をはかる−持続可能な生態系を目指して」を刊行した。今日の快適な生活を支えるため、膨大な数の化学物質が生産され、使用されているが、その中には、人の健康や野生生物の存続にとって有害な影響を及ぼすものもある。そのような有害な化学物質を適切に管理するために、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」や「農薬取締法」に代表されるいくつかの法律が施行されているが、内分泌かく乱物質やナノマテリアルの毒性影響、複数の化学物質が同時に作用したときの複合影響など、まだ科学的に解明されていない問題がたくさんある。こうした中、今号では、化学物質の内分泌かく乱作用によるミジンコの性比かく乱を利用した試験法の開発や、排水中に含まれる化学物質の毒性を総合的に評価するバイオアッセイ法の研究成果と今後の課題、見通しなどを紹介している。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
機関 (独)国立環境研究所
分野 健康・化学物質
自然環境
キーワード バイオアッセイ | 生態系 | 化学物質 | 国立環境研究所 | 持続可能 | 内分泌かく乱 | 毒性 | 環境儀 | 排水 | ミジンコ
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