国内ニュース


 (独)海洋研究開発機構、統合国際深海掘削計画(IODP)第334次研究航海を開始

発表日:2011.03.07


  統合国際深海掘削計画(IODP)研究航海の一環として、米国が提供するジョイデス・レゾリューション号による研究航海「コスタリカ沖沈み込み浸食縁辺域における地震発生過程の解明」が開始されることを、(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)が発表した(期間:平成23年3月15日~4月13日の30日間)。この研究航海は、沈み込み浸食縁辺域での地震発生過程解明を目指した最初の航海で、沈み込み浸食域とプレート同士が強くくっついた固着域直上の海溝陸側斜面の2地点において、海底面下約1000mに及ぶ掘削コアの採取と掘削同時検層を行う。これにより、沈み込み浸食に伴う上盤プレートの沈降速度とプレート境界域の厚さ及び沈み込み浸食域直上と固着域直上の応力場を明らかにすることを目指す。また、沈み込み浸食縁辺の上盤プレートの組成・組織・物性を調べ、岩石と流体の相互作用、水理地質学的・地球化学的特徴も検討する。この航海には、日本のほか、米国、欧州、韓国、中国、オーストラリア、インドから計28名が乗船研究者として乗船する予定。

情報源 (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
機関 (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)
分野 地球環境
キーワード 海洋研究開発機構 | コスタリカ | 統合国際深海掘削計画 | IODP | JAMSTEC | 地震 | 地球化学 | 沈み込み浸食 | 海溝 | プレート
関連ニュース

関連する環境技術