環境省は、東日本大震災の被災地で実施しているアスベスト大気濃度調査(第6次モニタリング)の調査地点のうち、宮城県仙台市と気仙沼市のアスベスト除去工事現場で、アスベストの飛散が確認されたと発表した。今回確認されたのは、煙突内部に敷設された断熱材の除去工事において、集じん・排気装置の吸引能力不足あるいは集じん・排気装置の不具合が原因と推定されるアスベストの飛散事例。両現場とも、敷地境界における石綿以外の繊維も含む総繊維数濃度は通常の一般大気濃度とほぼ変わらないことから、周辺環境への影響はなかったとしている。同省では、今回の事例を踏まえ、石綿を使用している煙突の解体等工事における石綿の飛散防止の徹底について通知するとともに、制度改正について検討していくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
宮城県 記者発表資料(PDF) |
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機関 | 環境省 宮城県 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | モニタリング | 環境省 | アスベスト | 繊維 | 飛散 | 宮城県 | 東日本大震災 | 仙台市 | 気仙沼市 |
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