水銀に関する国際条約文書、政府間交渉委員会第5回会合で合意に
発表日:2013.01.19
水銀に関する国際条約の制定に向けて2009年2月から議論を続けてきた国連環境計画(UNEP)の政府間交渉委員会は、2013年1月の第5回会合で条約内容に合意した。この条約は水俣条約と名付けられ、2013年10月に水俣で開催される特別会合において署名のために開放される。水銀とその化合物は、脳・神経系や腎臓、消化器系にさまざまな健康障害を引き起こすことが明らかになっており、使用場所での直接暴露のほか、環境中に排出された水銀が食物連鎖を通じて魚を汚染するなどして、遠方まで悪影響を及ぼす。このため、条約では、水銀を使用する各種製品や製造工程を幅広く規制するとともに、水銀の採掘、輸出入及び安全な保管の問題にも取り組む。今回の合意では、2020年までに電池、蛍光灯等への一定量の水銀使用を禁止し、体温計や血圧計への使用も段階的に廃止することが決まった。また、歯科充填材用水銀アマルガムの使用の段階的縮小、水銀を使用する金精錬法の縮小や転換支援等、石炭火力発電所や廃棄物焼却炉等からの水銀排出削減についても合意された。
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