世界気象機関、「世界気象デー」に気象・気候への若者の関心を喚起
発表日:2014.03.20
世界気象機関(WMO)は、2014年「世界気象デー」(3月23日)のテーマ「若者の未来に関わる天気と気候」のもと、気候変動に関する若者の意識向上と対応への貢献を喚起する。今日の若者は、近年飛躍的に進歩している気象・気候に関する知見と予測の恩恵を受ける一方で、今後増大する温暖化の影響を経験することになる。気温上昇を2℃に抑えるには温室効果ガスの迅速かつ大幅な削減が必要であり、若者の新たな視点や解決策が低炭素社会を構築する上で大きな力となる。WMOでは、気象・気候の理解向上に役立てるため、若者向けウェブサイトを刷新。また、より多くの若者が気象の専門家となり社会貢献するよう促すため、既刊の「気象学の仕事」を改訂した。WMO本部の世界気象デーの式典では、特別ゲストとして欧州気象衛星開発機構の事務局長が参加するほか、国連気候変動枠組条約の事務局長からのビデオメッセージ、南極観測基地の若手研究者とのライブ・ビデオ討論等が予定されている。世界各国の気象水文機関でも、若者や地域社会との交流活動が行われる。
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