国連気候変動枠組条約事務局、気候ソリューションを顕彰する灯台活動賞の2014年受賞者を発表
発表日:2014.11.25
国連気候変動枠組条約事務局は、世界の優れた気候ソリューションを顕彰する「灯台活動賞」の2014年受賞プロジェクトを発表した。この賞は、同事務局のイニシアティブ「変革へのモメンタム」の下、気候変動に対する取組の優良事例(灯台活動)に贈られるもので、世界中で気候行動の拡大を図ることが目的である。灯台活動は、変革のモメンタムの重点分野である「都市貧困」、「女性がもたらす成果」、「気候配慮型投資の資金調達」、および新たに追加された「情報通信技術の活用」のいずれかに関連する活動で、2014年は、これまでより幅広い内容・規模の計12プロジェクトが選ばれた。具体的には、情報通信技術を用いたヒマラヤ丘陵地帯の洪水早期警報システム(インド)、気候に配慮した住宅の建設による生活改善(アフリカのサヘル地域)、中小企業等の気候行動に対する融資(ラテンアメリカ)、女性主体のグリーン雇用やクリーン技術推進(インドネシア)等。その活動内容は、同年12月1~12日にペルーのリマで開かれる国連気候変動会議の特別イベントで披露される。