世界の森林再生を目指す「ボン・チャレンジ」会議、目標達成に向かって進行
発表日:2015.03.21
ドイツ連邦環境省(BMUB)の発表によると、「2020年までに、世界の1億5000万ヘクタールの劣化した森林を再生する」ことを目指す国際的取組「ボン・チャレンジ」の第2回会議で、2011年の開始以来、この取組が目標達成へと順調に進んでおり、参加国が再生を約束した森林は既に6000万ヘクタールを超えたことがわかった。同会議には、ドイツやノルウェーなどの支援提供国のほか、インドネシアや中国、ブラジルなどの政府や企業が参加し、各地域・各国間における森林再生活動の計画を発表した。会議は、行動のためのプラットフォームとして、お互いに学び、共に実践していく場となっている。同チャレンジでは、ドイツの4倍もの面積にあたる目標の森林や景観を再生することで、気候保護へ明らかな好影響を与えられるとし、特に世界で最も種が豊富な熱帯・亜熱帯の森林再生を重点としている。ヘンドリクス大臣(BMUB)は、「森林の再生は、気候変動や種の絶滅を抑制し、何百万人の生活を支える。今後も各地域の有望なプロジェクトを精力的に支援していく」としている。
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