アメリカ環境保護庁、水に関する研究の戦略を提示
発表日:2009.12.18
アメリカ環境保護庁(EPA)は、国内の水資源の保全・向上に対し、幅広い分野の研究者の参加を促す研究戦略を発表した。これは、連携の可能性のある研究者に対して、EPAの水関連プログラムの研究ニーズを提示するもので、規制的・非規制的な管理手法の開発を行う際に、基盤となる科学的根拠を多様化することを目的としている。戦略では、水関連プログラムで優先される4つの研究部門として、1)健全な河川流域と沿岸水域、2)安全な飲料水、3)持続可能な水インフラ、4)水の安全保障を提示。さらに、各部門においては、水中生物の健康への影響、人の健康への影響、手法の開発、汚染への曝露、処理技術とその効果という、5つの技術的分野に重点をおくという。科学的基盤の多様化・拡充により、必要な手法の開発が促進されるとともに、より迅速かつ定量的な水質保全効果が期待されている。
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