アメリカ国立科学財団、先端技術による北極圏の永久凍土の監視を支援
発表日:2022.03.10
アメリカ国立科学財団(NSF)の資金提供を受けた研究チームは、最先端技術を駆使して、北極圏の永久凍土に関するデータを分析した。永久凍土とは、2年以上にわたって継続して凍結した地面のことで、地球の多くの部分、北半球の約15%を占めている。地球温暖化によって土壌の融解が進むと、土壌に含まれる温室効果ガスが大気中に放出され、気候変動を進行させる。過去20年間で北極圏の大部分は衛星によって正確にマッピングされ、同地域に関するデータの宝庫であったが、膨大で扱いにくかった。同研究チームは北極圏で撮影された100万枚以上の画像アーカイブへのアクセスを実現し、膨大な画像データを処理・分析するために、AIベースのディープラーニング手法を導入、同手法の有効性を確認した。その後、スーパーコンピュータと高性能計算システムを使用してデータを分析し、2021年12月、「アメリカ地球物理学連合秋季大会」で結果を発表した。
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