生物多様性条約、国際生物多様性の日を前に生物多様性損失の阻止に向けた取り組みを発表
発表日:2022.05.20
生物多様性条約(CBD)は、毎年5月22日の国際生物多様性の日を前に、139か国が種の喪失を阻止する取り組みに先鞭をつけたと発表した。各国政府は地球環境ファシリティ(GEF)から30万ドルの新規助成金を受け、専門家の指導のもと、生物多様性保護計画を更新・調整する。同助成金により、2022年後半に採択される予定の、生物多様性の損失を10年以内に阻止し、回復することを目指す「ポスト2020生物多様性枠組」を迅速に実行に移すことが可能となり、生物多様性の回復の目標に向けて前進することとなった。各国は、国連開発計画(UNDP)と国連環境計画(UNEP)の技術的専門知識の支援を受けながら、生物多様性に対する世界的な脅威に対し効果的な行動をとるために、自国の政策、目標、資金、モニタリングシステムを分析、調整することに取り組む。