ニュージーランド政府、国家適応計画を発表
発表日:2022.08.03
ニュージーランド環境省は、同国国民が気候変動とその影響に適応するための戦略、政策、行動が盛り込まれた、国家適応計画について解説した。同計画では、気候変動が国民にどのような影響を及ぼすのか、全員が理解することが重要であるとし、直面するリスクについて、国民全員がオンラインで情報を得られるようにする。また、中央政府、地方自治体、先住民族、コミュニティ、民間部門のそれぞれの役割が含まれ、自然環境、建物、インフラ、コミュニティ、経済・金融システムなどにおけるすべての戦略と政策に、気候変動へのレジリエンスを組み込む。同国では過去100年間で気温が1.1℃上昇し、今後も海面上昇、異常気象の増加、山火事や干ばつのリスク増大が予想され、気候変動に対応する行動を今すぐ起こすことが、同計画の目的である。今後6年ごとに気候変動のリスク評価を実施し、すべての国民と協議の上計画が策定されるが、今回はその初回となる。
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