アメリカエネルギー省、バイオ燃料への転換技術の研究開発に700万ドルを助成
発表日:2008.04.17
アメリカエネルギー省(DOE)は、食糧を原料としないバイオマスをバイオ燃料に転換する先端技術の研究開発に、2年間(2008-2009年度)で最高700万ドルを助成するという告示(FOA)を発表した。この研究開発は、バイオ燃料の生産コストを下げ、アメリカ国内での生産・普及の拡大を目指すもの。今回のFOAでは、バイオマスに含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロースを熱分解してバイオ燃料に転換する技術について、技術改良が可能なプロジェクトを募集し、この中から、DOEが5~7件のプロジェクトを選定する。DOEのバイオマス・プログラム・マネージャーであるボードリー・ロジック氏は、「海外の石油への依存度を減らし、気候変動問題に取組み、クリーンで安定供給可能なエネルギーの確保を目指す中で、再生可能エネルギー資源はますます重要な役割を担い続けていくに違いない」と見解を述べた。申請の締切は2008年5月29日。
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