欧州化学物質庁のリスク評価委員会、農薬等の有害物質5種の分類・表示調和化に関する科学的意見を採択
発表日:2012.09.21
欧州化学物質庁のリスク評価委員会(RAC)は、農薬等の有害物質5種について、オーストリアやフランス等から提案された分類・表示調和化案を評価し、RACとしての科学的意見を採択した。その物質と分類・表示内容は、1)殺菌剤シモキサニル:経口急性毒性、皮膚感作性、反復曝露毒性、発生毒性、受精能に影響を及ぼす生殖毒性、水生環境に長期的影響を及ぼす強い毒性を有する物質、2)難燃剤や香味料等の生産、溶剤に用いられる4-ビニルシクロヘキセン:人に対する発癌性が疑われる物質、3)殺虫剤フェノキシカルブ:人に対する発癌性が疑われる物質で、水生環境に急性および長期的影響を及ぼす強い毒性を有する物質、4)除草剤トラルコキシジム:経口急性毒性、水生生物に長期的影響を及ぼす毒性を有する物質で、人に対する発癌性が疑われる物質、5)殺菌剤ペンコナゾール:経口急性毒性、水生生物に長期的影響を及ぼす毒性、発生に影響を及ぼす生殖毒性を有する物質、である。今回採択されたRACの意見を踏まえ、今後欧州委員会が最終決定を行う。
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