欧州化学物質庁、2物質の分類表示調和化(CLH)の提案について意見公募を開始
発表日:2012.04.17
欧州化学物質庁(ECHA)は、有害物質の分類と表示をEU内で調和化(CLH)する手続きの一環として、提案されている2物質のCLHについて意見公募を開始した。対象物質は、フェノキサプロップ-P-エチルと8:2フッ素テロマーアルコール(8:2 FTOH)。前者は、特定の小麦やライ麦などの発芽後に使用される除草剤で、皮膚感作性、特定標的臓器毒性(反復曝露)、水生環境有害性を有する物質としての分類表示をEU内で調和化(合意)するよう提案されている。後者は主に、布やカーペットの撥油、撥汚、撥水のためのコーティングに用いられる物質で、生殖毒性が挙げられている。ECHAのリスク評価委員会は、寄せられた意見を検討した上でCLH提案を評価し、欧州委員会は、その評価を踏まえて提案を受諾するかを決定する。受諾すればその物質は、CLHが確定した有害物質リスト(CLP規則附属書Ⅵ第3部)に掲載される。意見提出期間は45日で、期限は2012年6月1日。CLHの報告と意見投稿用の書式はECHAのウェブサイトで入手可能。
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