兵庫県は、関西電力（株）、兵庫県森林組合連合会（県森連）、（公社）兵庫みどり公社及び朝来市との5者で「木質バイオマス事業計画の推進に関する協定」を平成25年12月9日に締結したと発表した。同県では、未利用木材など木質バイオマスのエネルギー利用を勧めている。今回の協定は、朝来市における木質バイオマス事業計画を協働で検討・推進するため締結したもので、同事業計画の推進を通じて、兵庫県林業の再生と地域経済の活性化並びに再生可能エネルギーの普及・拡大を図ることを目的としている。県森連・みどり公社は県下の森林組合等をとりまとめ、未利用木材の収集を行い、県森連等はその未利用木材を燃料チップ製造工場（新設）に搬入する。また、関西電力グループ会社は、燃料チップを活用したバイオマス発電所を建設し、売電事業を行う。さらに、兵庫県・朝来市は、未利用木材搬出から発電に至る計画推進に対する指導助言･協力や、事業計画の積極的な広報を行う。5者は今後、同計画の事業化に向け、詳細な検討・協議を進めていくという。